法律を守ることでお客さまもユーザーも守るリーガルチェッカーの仕事
法律に遵守したサイト制作ができているか、そのチェックをするのがリーガルチェッカーの仕事です。Zenken株式会社ではお客さまの商品を大げさに宣伝するようなサイトはつくりません。ユーザーにとって本当に価値のある情報を届けることが、お客さまの利益にもつながると考えています。このクリーンさ、私は大好きです。その真っ白な状態を保つ鍵となるのが、私たちリーガルチェッカー。Zenken株式会社が生み出すWEBサイトの品質を守る、最後の砦です。
WEB上は良くも悪くも自由に発信できる分、信ぴょう性の低い情報が多く見られますよね。まだ法規チェックに力を入れている企業は少ないため、先陣を切って仕事に取り組んでいます。美容医療や化粧品、不動産・住宅など扱うジャンルはさまざまで、それぞれの法律を覚える必要があるので大変ですが、それだけやりがいも多いです。
私がリーガルチェッカーになるまでとこれから
スキルアップのために未経験からのスタート
パソコンスキルを身につけるためにIT企業に絞って転職活動
前職もIT関連。ですが、仕事内容としてはサイト監視でした。SNSなどで他人の誹謗・中傷といった悪質な書き込みがされていないか、ユーザーが安心してサイトを利用できるよう、日々目を光らせるのがお仕事です。そんな中、もっと手に職をつけたいと思い、転職を考えるように。IT時代なのでパソコンスキルは必須だなと、同じIT企業への転職を希望しました。同業種間での転職ですが、そのときのパソコンスキルはほぼゼロ。未経験と同じ状態でした。せっかくITの仕事をするなら、スキルを磨いていきたいと、次の転職先を探していました。
本当に未経験者を採用してる!それが応募のきっかけ
IT業界では経験者採用が多い中どうしようと思っていたところに、「WEBライター・未経験OK」のZenken株式会社の広告を見つけました。ただ、その文字を見たときの正直の感想は、「募集はするけど、最終的に採用するのは経験者なんだろうな」って。でも、気になってブログやFacebookを見て、積極的に未経験者を採用していることを知りました。飲食店の店員とか販売員とか、ITとはまったく無縁の業界から転職した方のインタビュー記事が載ってたんです。読み進めていくうちに、「魅力的な会社だな」「このオフィスで自分も頑張ってみたい!」という思いが出てきて。それで選考に進んでみました。
はじめは記事を書く日々…立ちはだかった大きな壁
入社当時に任されたのはライティングのお仕事。Zenken株式会社が制作したさまざまなジャンルのサイトに、記事を追加していました。自分が書いた文章が誰かの目に触れるということが初めてだったので、自分が書いた文章を読んで興味・関心を持ってもらえる、サイトの魅力を伝えられる、そういったお仕事に携わっていることに、すごくやりがいを感じていました。
ただ、プロとして仕事をする以上、品質はもちろんできるだけスピーディーな納品が求められます。私はこのスピードに悩む時期が長くありました。もっと良い文章を書きたいとクオリティーの面を重視するあまり、スピードがなかなか上がらなくて…。1つひとつのお仕事に期限があるなかで、どのように品質やスピードをあげるかすごく悩みました。
品質を上げようとするとどうしても時間がかかってしまうのですが、ユーザーが満足するような情報を届けたい!という思いも捨てられなくて。思うようにライティングできず、毎日悔しかったです。悩んでいる私に仲間や上司はアドバイスや励ましをたくさんくれましたが、なかなかうまくいかず「会社を辞めたい」と上司にお話したこともありました。
そんなとき、上司からチーム異動のお話をもらったんです。
リーガルチェッカーへの異動は上司がくれたチャンスでした
異動したチームは、簡単にいうとサイトの品質をチェックするチームです。WEB上の情報は、良くも悪くも、さまざまな情報であふれているため、正しい情報とそうでない情報が混在しています。Zenken株式会社のWEBマーケティングは常にユーザーファーストのコンテンツ制作を大切にしているため、社内で法律以上に厳しいレギュレーションを設けていて。そのチームで、サイトを閲覧しているユーザーに間違った情報を届けていないか、勘違いさせるような表現になっていないかなど、細心の注意を払ってサイトのチェックを行なっていました。
例えば化粧品の広告文で「肌が白くなる」という表現は、医薬部外品で美白効果が認められていないと書けないんです。実際に化粧品の売り場に行くと、直接肌がどうなるというキャッチが付いた商品はほとんど見かけないんですよ。でも、「この化粧品良さそう!」って思うようなポジティブな表現が使われていて、広告を出している会社はみんな法律に基づいてキャッチを考えているんだなって実感していました。
リーガルチェッカーこそ私の活躍できる場所!
多くの人が曖昧になっている部分を学ぶことで、頼られることが増えた
はじめは法律の知識のない私がリーガルチェックなんて大丈夫かなと不安でした。いざ業務をしてみると、知識が身につけば身に付くほど、理解が深まって自分の知識量もどんどん増える。それがすごく楽しいです。勉強にも身が入り、知識も増えていったし、法律をどうやって解釈してサイトに反映させていくかを積極的に周りの人と話すようになりました。そんな行動を続けていたおかげで、今では「リーガルチェックといえば宮城さん」と言ってもらえていて、相談を受けることも増えました。
もともと知識ゼロに近い状態だったので、配属当初はこんな未来まったく見えていませんでした。研修制度や周りのサポートが整っていたことも、ここまで仕事にのめりこめるようになった理由かなと思います。未経験で全く法律の知識のなかった後輩社員も、今では私と同じようにリーガルチェックを行なえるようになって活躍していて、仲間が増えることでよりモチベーションが高まります。
諦めなくて良かった、励ましてくれた仲間に感謝
WEBライターをしていたころはライティングのスピードで悩んでいましたが、異動がきまってからも順風満帆ではありませんでした。でもそんなとき仲間や上司の励ましやアドバイスに救われて、いま楽しんで仕事に取り組めています。向いていない、頑張れないとき、私以上に諦めない仲間がいる環境だから頑張れました。「やりぬいた」経験がいまの私を支えています。
いつの間にか前進していた
リーガルチェックといえば宮城さんと言われて、嬉しい反面、驚きが大きかったです。自分ではまだまだ知識やスキルには伸びしろがあると思っていて。でも周りの仲間からの言葉で、夢中になって前に進んでいた自分に気づきました。
一時は辞めようと思っていた時期もあったのに、今はイキイキ仕事をしているので、思い悩んでいる日々を見ていたメンバーから見ると驚きですよね(笑)「関連法規なら宮城さん」と言ってもらえるまでになった自分に、実は自分が一番驚いています。
今後はもっと新たな仕事の受注に繋げたい
ただのチェックではなく、正しく有益な情報をユーザーに届けたい
Zenken株式会社でつくっているサイトではこれがおすすめです!みたいにお客さまの商品を一方的に押し付けるものではなくて、ユーザーの悩みや市場を調査して本当に必要なユーザーへと情報を届けています。騙すことはしない、みんなに価値のあるwin-winなサイトづくりを目指しています。間違った情報や誤認させるような表現があったらダメなんです。
チェックというと作業になりがちなイメージですが、実際はそうじゃなくて、この表現はダメだけど、こういう風に言い換えたら誤解も与えないし、伝えたいニュアンスをユーザーに届けられる、そこまで考えています。ただチェックするだけじゃない、ユーザーに役立つ、クリーンなサイトを届けることが使命だと思っています。
リーガルチェックといえば沖縄オフィス、と言われるように
「関連法規を沖縄オフィスの武器にする」
いま私が掲げている目標です。今までは本社の行なっている業務を少しずつ任せてもらう、という流れで仕事をしてきましたが、関連法規のチェックは沖縄も本社もほぼ同時に導入していったのでチャンスだと思いました。最近では本社からもリーガルチェックに関して頼られるようにもなってきています。いずれは本社での仕事も全部任せてもらうのが夢。チーム全体での知識やスキルアップを図っています。リーガルチェックだけではなく、法規を守ったライティングができるようになって、さらに受注を増やしていけるようになりたいですね。
法規チェック業務で得た知識は、今後さらに勉強を重ねて自分の知識を高めていきつつ、その知識を周りのメンバーにも伝えていき、「関連法規といえば沖縄オフィスだよね」と言ってもらえるように法規浸透に努めていきます。
リーガルチェッカーとは
公開前のWEBサイトが、景品表示法などの広告に関わる法律上で問題がないかをチェックするお仕事です。ユーザーに嘘をついていないか?誤解させるような表現になっていないか?をチェック。他に、Zenken株式会社で決めているWEBサイトづくりのレギュレーションルールに違反していないかも同時にチェックしています。
リーガルチェッカーに必要なスキル
- 法律に関する知識
- 業界知識
リーガルチェッカーに向いている人
- 調べものが好き
- 細かい作業が得意
- 知らないことを知るのが楽しいと感じる人