新卒・IT未経験でWeb制作にチャレンジ【Webディレクター】
新卒として入社して6年。今ではサイト制作を担当するWEBディレクターの仕事をしていますが、入社してから数々の仕事を任せてもらい、社会人としての基礎もこの会社で学びました。入社当時と比べて会社自体も対応する仕事が増えており、新しい発見の多い毎日です。
IT業界未経験、社会人経験も未経験だった私が、新卒社員として入社してWEBディレクターになるまでの経緯をお話ししていきます。
ポンコツ大学生が未経験のIT業界でWEBディレクターになるまでの経緯
合同説明会で惹かれた”WEB制作”のお仕事
IT企業を狙ってとりあえず合同説明会を回っていた就活時代
もともと自信がなく、やりたいことも特になく、あまり芯がない私。就職に対しても大したこだわりがなく、どちらかというと恐怖心のほうが多くありました。大学時代にプログラミングの授業が好きだったので、”パソコンを使う仕事がしたい”というのと、”ものづくりの仕事が楽しそう”という想いから、IT企業を中心に企業をチェックしていました。
しかし、どちらかというとシステムメンテナンス系を取り扱う企業が多く、思い描いていたクリエイティブなIT企業はなかなか見つからず…。そんな中で出会ったのがZenken株式会社です。「WEBサイトを作っている」と説明があり、身近な媒体を作れるとすぐに興味が湧きました。
キラキラIT感に負けて一時脱走未遂・・・！
合同説明会で話を聞いた後、後日行なわれる会社での個別説明会＆面接を紹介していただいたのですが、説明会を聞くなり「帰ります」とその場を立った私（笑）。説明会の中で、サバゲーサークルやBBQといった社外イベントの様子が盛り込まれていたのですが、そのキラキラ感に「この会社ではやっていけないかも…」と急に自信が無くなってしまったんです。
そんな私を見て、急いで合同説明会で対応してくれた社員さんが来てくださり、相談にのってくださって。実際に働いているオフィスのメンバーと話をさせていただき、思っていたイケイケな人だらけの会社ではなさそう、と感じて再度面接に進めさせていただきました。
キラキラ感に怖気づいてしまったのも本当ですが、面接に対しての恐怖もあって、甘え心が出てしまったところを引き止めていただいて、今では本当に感謝しております。体育会系でも、イケイケでないとついていけない会社でもないので、安心してください。
あっという間に6年間！IT未経験の新卒入社から今まで
入社当時の記憶は、指摘で真っ赤になった原稿ばかり
はじめはサイトに掲載する1ページ分のライティングを担当していたのですが、書き上げた原稿をチェックに出すと指摘の赤ペンで真っ赤になって帰ってくる日々でした。でもこれが私はとても感動して…！ユーザーが知りたい情報を短くわかりやすく伝えるのはもちろんですが、明確な情報が公表されていない項目に対してどのようにまとめてあげるのがユーザーに対して親切か、など、こんなに考えてページがつくられているのかと驚く毎日でした。
唯一辛かったのは、未経験スタートで戦力にならない自分が正社員として働いていること。自分より質の高い仕事をこなしている社員さんや、周りのメンバーのために動いている社員さんが契約社員だったりして、「早く成長しなくては」「納得してもらえる仕事ができるようにならなくては」とプレッシャーを感じていました。でもそれがあったから前のめりに仕事に取り組めたと思います。
もらった指摘は毎日ノートに書き込んで、毎日見返して、同じ指摘をもらわないようにしていました。1年経つ頃には仕事の質に対して評価してもらえることも増えてきて、今でも指摘してくれる人には感謝しかないです。
「未経験」は関係なく挑戦させてくれる環境で成長
実は1年目から、他チームのヘルプやチーム移動によって、ライティング以外にも完成したサイトのチェック、サイトの編集など、いくつかの仕事を経験させてもらっていました。その後、求人原稿の作成業務、サイト分析業務、新人チームの管理業務などを経て、今のWEBディレクターの仕事を担当しています。入社4年目くらいまでは、1年間同じ業務をすることがなかったくらい、常に新しい仕事に触れていました。
結構飽き症なので、自分には合っていたのと、その経験があったからこそ今複数の視点からサイト制作を考えられています。今でも他チームのヘルプに入ることや、業務の進め方・内容が少し変更になることがありますが、他チームの業務をわかっているので「大雑把には流れわかる」と柔軟に動けます。
新卒だからみんなが様々なチームに移動させられる訳ではありませんが、挑戦したい意思があれば相談にのってくれる環境ですよ。（私は希望した訳ではなく、入社当時、チーム変更などが多かっただけですが）
ピンチなときも周りのメンバーに支えられてきた
入社前に心配していた人間関係、キラキラ感ですが、まったく問題なくむしろ自慢できるポイントです。みんな前向きで、でも、伝えるべきところはきちんと伝えてくれる。周りのことも、自分のことのように考えている方たちばかりです。自分よりも自分の成長を考えてくれるんですよ…！かなり消極的な私ですが、たくさんチャンスをもらい、新しい仕事にもチャレンジさせてもらい、ちょっとやそっとのことでは動じないので「メンタル強い」と言ってもらえるようにもなりました。
同じ業務をしていても、沖縄オフィスの人たちに会っていなかったら、今の自分はいなかったと思います。背伸びすることもたくさんありましたが、信じて期待してくれる人がいるから乗り越えられる瞬間がたくさんありました。
WEBディレクターとして仕事をするようになって
入社前、合同説明会で説明を受けた「WEBサイトをつくる仕事」の要の部分を任せてもらえるようになり、今はクリエイティブの苦しさと楽しさを毎日感じています。まったく知らない業界について調べ、ゼロからサイト構成を考えていく過程は悩むことも多いですが、自分のつくったサイトが世に公開されて成果に結びついた時の喜びと達成感はWEBディレクターにしか味わえないと思っています。
あと、とても緊張しますし、どちらかと言えば苦手ですが、クライアント様と直接やりとりできるのもWEBディレクターの特権ですね。作成過程での打ち合わせは毎回ドキドキですが、作ったものに対して、「ここまで調べてくれて、こちらのほうが勉強になった」と言ってもらえたり、「こういうことが伝えたかった、形にしてくれてありがとう」と言ってもらえたりしたときは涙が出ます。
就活中大学生に向けたメッセージ
入社前はITについての知識はまったくなく、ブライドタッチもできませんでした。それどころか自分に自信もなく、取柄という取柄もゼロ。「パソコン作業好きだし、何かモノづくりしたい」、その気持ちだけでIT企業の合同説明会に参加し、縁あって今の会社に新卒採用してもらい、楽しく仕事をしています。
かつての私のように、内定もらえるのか、ちゃんと仕事できるのか、不安がたくさんあると思いますが、自分の好きを大切に。少しでも興味のある分野にまずは話を聞きに行くところからアクションしてみてください。社会はそんなに怖いところではありません（私が怖がり過ぎていただけかも）。一歩踏み出せば、見逃していた縁に出会えるはずです。
Webディレクターとは
Webディレクターに必要なスキル
- ライティング力
- 構成力
- 交渉力
Webディレクターに向いている人
- 工夫することが好きな人
- 人を頼ることができる人
- 常に笑顔でいようとする人
